我が家は築三十年を迎え、浴室のタイルはあちこちが欠け、冬場になると床が氷のように冷たくなるのが悩みでした。お湯を張ってもすぐに冷めてしまい、家族全員が追い焚きを繰り返しながら入浴する毎日で、ガス代の請求書を見るたびに溜息が出ていました。そんな状況を変えるべく、ついに浴室リフォームを決意しましたが、結果から言えば、これは私の人生の中で最も価値のある投資の一つとなりました。リフォームを決めてからまず行ったのは、近所のショールームをいくつか回り、最新の浴室設備を体験することでした。そこで目にした最新のシステムバスは、私が知っている古いお風呂とは全くの別物で、床は柔らかく温かい素材でできており、浴槽は魔法瓶のような構造で数時間経っても温度が下がらないという驚きの性能を持っていました。工事期間は約一週間で、その間はお風呂が使えない不便さもありましたが、職人さんたちが手際よく古いタイルを剥がし、新しいユニットを組み立てていく様子を見るのは非常に興味深い体験でした。完成した新しい浴室に初めて足を踏み入れた瞬間の感動は今でも忘れられません。以前の浴室は入る前に気合が必要なほど寒かったのですが、リフォーム後は脱衣所から一歩踏み出した瞬間から温かさに包まれます。特に、床がすぐに乾く素材になったおかげで、翌朝には浴室がカラッとしており、長年の悩みだったカビの発生が劇的に抑えられるようになりました。家族も「お風呂の時間が楽しみになった」と大喜びで、長湯をする機会が増えたことで、家族間のコミュニケーションも以前より円滑になった気がします。リフォームは単に設備を新しくする作業だと思っていましたが、実際には日々の暮らしの質を向上させ、心にゆとりをもたらしてくれる素晴らしいプロジェクトでした。もし、浴室の古さや寒さに悩んでいる方がいるなら、迷わずリフォームをお勧めしたいと心から思います。資金計画と時期の選定を慎重に行うことが、結果として満足度の高いリフォームの実現を左右します。
築三十年の家を蘇らせる浴室リフォームの感動体験記録