私が家探しを始めた当初、第一希望は都心の新築マンションでした。しかし、高騰する価格を前に断念せざるを得ず、視点を変えて出会ったのが「リフォーム済みの中古マンション」という選択肢でした。当初は古い建物への不安がありましたが、実際に内覧してみると、そのギャップに驚かされました。外観は年季が入っているものの、一歩室内に入れば最新のシステムキッチンや開放的なリビングが広がっており、新築と遜色ない清潔感があったのです。この体験記では、私が実際に購入を決めるまでの葛藤と、住み始めてから気づいた点についてお話しします。まず、購入の決め手となったのは、やはり圧倒的なコストパフォーマンスでした。同じエリアの新築に比べて三割ほど安く、浮いた予算を家具や家電の充実に回すことができました。しかし、契約前に自分なりに徹底して調べたことがあります。それは、マンション全体の管理状態です。専有部はリフォームでいくらでも綺麗になりますが、共用部であるエントランスやエレベーター、ゴミ置き場などは自分の一存では変えられません。管理組合が適切に機能し、長期修繕計画に基づいてメンテナンスが行われているかを確認したことで、古い物件に対する不安を払拭することができました。実際に住み始めてからは、リフォーム物件ならではのメリットをより強く感じています。例えば、かつてのマンションは現代の物件よりも柱や梁の出っ張りが少ない構造のものがあり、平米数以上の広さを感じることがあります。また、近隣住民の方々が長く住んでいるケースが多く、コミュニティが安定している安心感もありました。一方で、入居後に小さな不具合に気づくこともありました。具体的には、コンセントの数が現代の生活家電の多さに対して不足していたことです。内装は綺麗でも、こうした細かな使い勝手については、自分の生活動線をシミュレーションして確認しておくべきだったと反省しています。それでも、このリフォーム物件を選んだことに一点の後悔もありません。
中古マンションをリフォーム物件として購入した私の体験談